A.B.C-Zにはまりたてのサブカル野郎がメンバーにイメージソングをつけてみた(スピッツ編)

初めまして。このたび、はてなブログの片隅にスペースをお借りしてブログを書くことにいたしました。サブカルやアニメゲームの畑でのうのうと暮らしていましたが、すこし前から転げ落ちるように加速してアクロバットな彼らの出演するラジオやバラエティを追いかけております。きっかけなどは機会があったときにお話しするとして、今現在私が彼らに対して持っている新鮮なイメージを残しておこうと考え、イメソン厨の私はitunesをいじりはじめました。

私はひそかにA.B.C-Zのことを「サブカル好きに受けるのではないか」と思っています。バラエティでガツガツ話していると感じるアイドルらしからぬオーラ、それだけでも入り口として十分だとは思いますが、苦労性、一筋縄ではいかないキャラクターなど、追いかけるうちにキラキラしているだけではない若干の「えぐみ」が伝わってきます。今回の題材であるスピッツも爽やかなメロディーの中にえぐみのある歌詞が入っていたりするので、その親和性を狙って選んでみました。かなり自分用のメモではありますがよろしければお付き合いくださいませ。

以下選抜した曲を紹介していきますが、すべてドドド新規のたわごとです、あしからず。

 

 

☆橋本良亮 →バニーガール/ラズベリー

バニーガール

バニーガール

 

夢見た後で夢に溶けた 灯を消して一人泣いた

いいなぁ いいなぁと人をうらやんで

最初に出会ったときの、ステージ上のはっしーは絶対的にアイドルで、パフォーマンスをみながら「この人は愛される宿命を背負っているのだな」と感じました。その裏には挫折と壮絶な努力があると知ったのは好きになって少し経ってから。

名も知らぬ君に 気に入られようと 底の無い谷を飛び越え  

彼の持つアイドル性と、人からの愛に敏感であることは比例している思います。愛されることに貪欲であり、そのためならば努力も惜しまない。たとえそれが命がけであっても、はっしーにとってはきっと関係ない。

 俺もまたここで続けられそうさ そんな気がした曇りの日

 4人のお兄さんに囲まれて、「A.B.C-Zの橋本良亮です」と名乗る彼は何度見ても胸打たれます。ありがとう、A.B.C-Zになってくれて。

 

ラズベリー

ラズベリー

 

ドエロ曲です。暗喩を敷き詰めてエロを語っていますが、純粋に聴けばかわいい曲で終わることもできる。アイドルはっしーの口から下ネタを聴くことはあまりないですが、彼がたまに口にする性がとてもさわやかな気がして(笑)*1曲にしたらこんな感じなんだろうと思います。頭の中では何を考えてるのか分からないけどね!

 

 

戸塚祥太→メモリーズ・カスタム/俺のすべて

メモリーズ・カスタム

メモリーズ・カスタム

 見えそうなとこでハラハラ あなたのために蝶になって

右手に小銭ジャラジャラ あなたのために蝶になって

戸塚くんの美しさは蝶のようにエレガントです。蝶になろうとしているのに右手に小銭を持っている、その違和感が戸塚くんらしい。

嵐が過ぎて 知ってしまった 追いかけた物の正体

もう一度 忘れてしまおう ちょっと無理しても明日を描いて 

事務所にはスパイとして入所した戸塚くんですが、今やほかの4人と夢を追いかけています。好きになったころ、彼には上昇志向がなさそうだと勝手に思っていましたが、実はとても熱く、まっすぐなことがわかり、そのギャップもあってか彼の前向きな発言は私の胸に切実に迫ってきます。 

俺のすべて

俺のすべて

 二曲目は単純に歌ってほしい曲をチョイスしました。私の理想論です。戸塚くんの心に飼っている狂気がこんな感じだといいなあ。ロックを聴くと色んな場面で発言している彼ですが、どんなものを聴いているのか個人的に興味があります。ラジオで数曲流しているけれど、あのチョイスが心から好きなものなのか、大衆に寄せたものなのか……。スピッツも聴いていたらいいなとは思いますが、実際にこういった歌詞たちを好んで聴いていたらおぞましいな、とも思います。笑

俺の前世はたぶんサギ師かまじない師

たぐりよせればどいつも似たような顔ばかり

歌ってほしすぎる。空色のギター片手に、ほんのり微笑んで、会場のどことも視線を合わせずに歌ってほしすぎます。

心のひだにはさんだ物は 隠さなくてもいいと

河の真ん中 光る魚がおどけるようにはじけ飛ぶ

ここら辺も自分の感性を隠さず放出する戸塚くんの感覚と通じている気がします。

 

 

 

河合郁人→惑星のかけら/青い車 

惑星のかけら

惑星のかけら

べちゃべちゃのケーキの海で平和な午後の悪ふざけ

はかなげな笑顔でつま先から溶けそうだよ

演出、モノマネなどたくさんのことをこなしてしまう多才なふみきゅんですが、おしゃべりしているときの印象がやっぱり強く、これしかない!と思いつきました。後輩をいじったり、逆に突っ込まれたりされているふみきゅんは見ていて楽しそうです。 たまに見せる、溶けるようなふにゃっとした笑顔が魅力的。

素敵に寒いひとときを

 たまーに言うキザな台詞も、彼の頭の中で計算し尽くされて投げかけられたものである気がします。ふみきゅんの甘い台詞に笑ってもときめいても、反応を示してしまったときには彼の手のひらの中。 

骨の髄まで愛してよ 僕に傷ついてよ

ふみきゅんも愛に敏感である人だとは思いますが、どちらかというとマイナスな感情を強く感じてしまいがちな人である気がします。(自虐的である故かもしれません)彼にあげる愛はなるべく大きくて、深いものがいいのかもしれない。

青い車

青い車

君の青い車で海へ行こう 置いてきた何かを見に行こう

もう何も恐れないよ

ステージから降りて仕事と向き合うふみきゅんの姿は、誠実で真面目で、強いまなざしを持っています。えびちゃんは総じてまっすぐな心を持っているのだと思いますが、特にふみきゅんを見ていると壁を壊して進み、今に至るまでにいろんなものを捨て、いろんなものに折り合いをつけながらここまで来たのだということをひしひしと感じます。それが時にぞっとするほど恐ろしくもあり、きらきらの鋭い光として私を撃ち抜きます。

 

 

☆五関晃一→テレビ/月に帰る

テレビ

テレビ

五関くんの印象は、初めて見たときからずっと「何考えているのか分からない」ミステリアスなイメージでした。今もそう。ダンスしているとかっこいいし、クイズで答えがわからなければ大喜利しだすし、顔に色を塗って変装するし、無茶ぶりされても嬉しそうだし……そんなカオスさがこの曲と合う気がしました。

 サビに入る直前の「それもいいや」「かまわないさ」も五関くんっぽい。

 

月に帰る

月に帰る

 二曲目は同じアルバムから「月に帰る」です。

五関くんは戸塚くんやふみきゅんとはまた違ったベクトルの儚さを持っていると思います。さっきまでずっと隣にいたのに、ふと見るといなくなってしまいそうな儚さ。それなのにあっけらかんと笑っているから、こちらだけ切なくなってしまう。そんなイメージがこの曲にぴったり合っているような気がします。

真赤な月が呼ぶ 僕が生まれたところさ どこだろう

黄色い月が呼ぶ 君が生まれたところさ

 五関くんのメンバーカラーは青ですが、私にはこれが相対的なものであるような気がします。

例えばはしちゃんの赤や塚ちゃんの黄は、生まれながらに持ち合わせた素質というか、あまり他の選択肢が考えられない絶対性を持っています。一曲目でも言いましたが、五関くんは未知数でカオス。それに加えて柔軟性も持っているカメレオンみたいな人だと思っています。A.B.C-Z5人の中にいる五関くんが青という役割を担うのは何だか納得ですが、仮に誰かとペアを組むとしたら。違うグループの一員だったとしたら。また違う色になっているのだと思います。彼そのものの色には正解が無い、それが彼の魅力の一つだとも思う。この歌詞はそんなイメージに呼応している気がしました。本来の月の色である「黄色」を他に譲ってしまうところも、五関くんらしいのではないかな、とも。

 

塚田僚一→漣/ハニーハニー

漣

現を見つつ 夢から覚めず もう一度

 四の五の言わんでも 予想外のジャンプで 君に会うのよ

 塚ちゃんの魅力はこの二行に凝縮していると言っても過言ではありません。ポジティブで底抜けに明るい塚ちゃんですが、現実を見ていないわけじゃない。地に足をつけながら精一杯夢を見て、予想もつかない方法で精一杯のキラキラを見せてくれる塚ちゃんが大好き。

ハニーハニー

ハニーハニー

 

ハニーハニー抜けらがらの街で会おうよ

ハニーハニー月明かり浴びて踊ろうよ

はっしーは塚ちゃんのことを太陽だと言いますが、A.B.C-Zは太陽の光を直接受けるのではなく、太陽の光を反射する月明かりを浴びながらキラキラ光るアイドルだと思っています。グループを背負ってバラエティーへ立ち向かっていく姿はまさにほかの4人も光に当たれるようにする行為そのもの。塚ちゃんはそのキラキラをゼロから生み出すことのできる人。ただ直接光を届けるだけじゃなく、5人で一緒に輝けるように周りを巻き込みながら光ることのできる人。だから月明かりの下にいるみんなが優しく光れるように、塚ちゃんも温かい光をまとっているのだと思う。

誰もいない、抜けがらになった街で塚ちゃんと出会っても、塚ちゃんは私のために微笑んで、パフォーマンスしてくれるじゃないかな。

ハニーハニー天国が落ちてくる日まで

 塚ちゃんがアイドルをしているとき、ネガティブはどこかに置いていってしまうのだろうなと思います。重苦しい感情を知らないわけじゃない、でもあえて消し去ろうとする塚ちゃんが、私には輝いて見えます。

 

 

 

長くなりましたが今回はここでお開きです。スピッツだけじゃなく、色んな曲でやっていけたらいいな。

 

○ジャニーズに興味を持ってからはてなブログをたくさん読むようになりましたが、いかんせんえびちゃんのことを書いている記事が少ない……。えびちゃんにあんなことやこんなことをさせる妄想たっぷりの記事、多量摂取したいです……

*1:橋本良亮、19歳、欲求不満です!